電光掲示板────
最近は時刻表に変わり、その時間帯から最も早く発車する順に列車を表示する、よく見かける設備です。
今回紹介する和泉府中駅にも設置されていますが、型も古いようでよく素子欠けやバグを起こしています。
今に始まったことではありませんし、日常茶飯事ともいうべき光景だったりします…
もちろん電光掲示板も電子機器です。経年劣化によるバグというのはつきもので、仕方ないものではありますが…
これはひどかった。
通常はこんな感じ
まずは「本来は」どのようなものなのかを見ていただきましょう。
和泉府中駅では先日、新駅舎の使用が開始されたため、このようにきれいな表示も存在します。
[序章]素子欠け
まずはよく起きているバグから。
この「送」に入っている、赤や緑の線というのがバグの部分です。
この程度だとまだまだ大丈夫。
これは比較的多くの駅で見ることができます。
そして謎バグ 素子欠け&無点灯
横に緑色の線が入ってる上、文字にも無点灯の帯が入っています。
で、上の画像を見ただけでは「状況の理解」は難しいはずです。
このバグの恐ろしいところは、ここまで派手にやっちゃってるんですもの。
上にあるのがほぼ本来の表示で、下の段がバグの発生してる段です。
8ドットごとに1列縦に点灯していないため、数字の「1」などが意味不明になっています。
英語表示に至っては画像のぶれ方までひどい←
英語の部分がわけのわからないことになっています。ですが、まだかろうじて解読は可能です。
ですが、スクロールになると途端に意味不明になります(笑)
な…なんだこれは…
実際に動画を見ていただきましょう。
このありさまです(笑)
正直、これで外国の方には通じるのかが疑問です。
で、なぜこのようなバグが発生してしまったのか。なぜ8列ごとなのか。これには理由があります。
JR西の電光掲示板の表示というのは、通常は8ドット区切りで設計されているためです。
例で解説します。
まずはよく見かけるの表示。これは…
拡大してドットごとに分けますと、こもように8の倍数、つまり8ドットが基準となってることがわかると思います。
そして加工します。
黄色で囲んだドットは、8列区切りの先頭の行です。
これを機械的に変換する際に、何らかの不具合で変換されなく表示されなかったとしましょう。
この部分が表示されないわけです。
…で、先ほどの画像と照らし合わせてみましょう。
バッチリ合致してます。
このようにしてバグが発生することもあり、見ていて面白いです(笑)
それでは~