今回は熊取行きの放送の録音から始める予定でした。南田辺の1駅手前には鶴ヶ丘という、快速を待避する駅があります。
「まもなく鶴ヶ丘です。お出口は右側です。快速列車の通過待ちをいたします。発車まで3分ほど、お待ちください。」
放送が聞こえた途端、電車はポイントを曲がり4番線 待避線に入った。
ホームに入ると、聞きなれたはずの接近メロディーがすこしおかしい音程で流れている。
プシューと音を立ててドアが開いた。と、その時だった。
「鶴ヶ丘、鶴ヶ丘です。お忘れ物の無いように、ご注意ください。乗り降りの際、足元にご注意ください。」
不意に聞こえた聞きなれない放送に、戸惑いながらも荷物をさっと片づけて、電車からホームへ飛び降りた。
そこに広がる光景は日常と大差ないはずなのに、まったくもって違う光景だった──
というわけで、本編スタートです。
まずは電光掲示板から撮影です。
見ての通り、いつもとは似て非なる表示をしています。
種別部分は3マスですね。
英語表示は急いで撮影したため、かなりぶれていますorz
しかしこの表示板から変えないつもりか…?
それよりも驚いたのは、ホームに作業員らしき方が一人も見当たらないところです。
…もしかしてこれ、
完全に新放送に
なっちゃったパターンか?
とか何とか言ってるうちに、電車がやってまいりました。
表示は独特のものですね。横に縮小されたものです。
和歌山方面ホームへ移動してみると、次の発車は和泉砂川行きではありませんか!
これは英語表示が一見の価値があります。
やはり現在の表示より見やすくするため、2段表示になっています。
書体はJR京都線などとまるっきり同じMSゴシックですね。
そして今回、阪和線のシステムにはなかった新機能を発見しました。
「列車が通過します」というように、列車と電車を使い分けるようになりました。
そしてさらに発見は続きます。
同じ段に次は「電車が通過します」と表示されています。
これこそが新しい機能で、通過列車が連続する場合は1段にまとめて表示されています。
ふと周りを見るといつのまにか、ホームに駅員や作業員方が数十人いるではありませんか。
何が起きるのかな、と楽しみにしていたその時でした。
電光掲示板まさかのダウン。
といっても、近くの作業員のトランシーバーから聞こえてきた会話でこうなることは大体わかってたのですが(笑)
直後、現行システムの表示がこんにちは。
しかし新放送は何事もなかったかのように、流れ続けます。
あっ改札前のものまで調べてなかった…
……あれ、こんなスクロール表示あったっけ?
どうやら誤動作のようで、新表示のもののようです。
「普通(行き先)行きは、各駅に停車します。 Local will stop at all stations. 」と流れていました。
続いて放送録音集をどうぞ。
雑音のみで聞き取りづらいものばかりだったり、極端に放送音量が高かったりとバラバラです。
なぜか1番線からの発車の際には、簡易式発車放送が用いられていました。
今回新型システムについてわかったことを書いておきます。
まず接近メロディーですが、ホームに入る直前、センサーが感知する範囲に入ったら、音量が自動的に上がる仕組みのようです。
また、現行のものよりも半音下げられたものとなっています。
5分ごとくらいの間隔で「今日も、JR西日本をご利用くださいまして…」とマナー啓発放送が流れるようになっています。
到着予告放送は、到着の10分前、5分前、前の駅に到着時と3回流れるようです。
停車中、停車時間が5分を超える場合は、発車5分前くらいに「1番のりばに、停車中の、電車は…」と停車中放送が流れることも確認しました。
ただ今回の試験放送中、3分ほど遅れた列車がありましたが、予告放送では遅れの案内はありませんでした。
英語放送もあるかと思いましたが、今のところ放送はされてないようです。
また、新型放送や電光掲示板はかなり個別的な設定が可能なようです。
電光掲示板はすべてが一気に新表示から現行表示に変えられましたが、放送はホームごとに設定可能だったようです。
放送まとめ動画でまとめてある最後の放送には、反対ホームの現行放送の接近メロディー、つまり、半音下げられる前のメロディーが流れています。
…にしても、村山&よしいペアとは……
録音時は15時半すぎから17時前ですが、これが本格的な朝ラッシュになると、この放送速度で耐えれるとは到底思えません。
大丈夫なのか?選択誤ってないか、これ…
それでは~