唖然とする案内
自転車を止めようとしているとそちらの係員の方が、「阪和線は7時まで動かんみたいやから、地下鉄使ったほうがええんちゃう?」と一言。
改札に見に行ってみると、電光掲示板は「調整中」。
軽い気持ちで「ネタ集め」程度で見にきたつもりが、けっこう重症の阪和線。
駅放送をじっくり聞いていると、どうも内容がおかしいのです。
「車両が立ち往生してしまったため、ただいま鳳よりけん引車両により、移動をさせているところでございます。」
おっ!「けん引車両」とは何ぞ?
すぐさま自転車をこぎだし、美章園へと向かいます。
ついでに、各駅の状況もみつつ行ってみたいと思います。
まずは長居駅。ご覧のとおり、「調整中」です。
なぜか和歌山方の電光掲示板のみ、
振り替え輸送に関する情報をスクロールで表示していました。
続いて鶴ヶ丘駅。
相変わらずのマイペースといいますか、なんといいますか…
南田辺駅。この駅も同じく調整中。
もうすぐ美章園というところまで来ましたが、一向に故障車両が見える気配がありません。
「もしかしたらすでに移動が終わったのかも…」とあきらめかけていたつぎの瞬間、それは現れました。
美章園駅に…いるよ。いる。
205系が止まってる。
体質改善した意味が早くも薄れてきた気がします(汗)
はやる気持ちを抑え、まずは美章園駅の様子を紹介します。
遅延に関する情報は、どこかで見たことのあるポスターの裏などに書かれていました。
せっかく書くのなら、殴り書きじゃなくてもっときれいに書けばいいのに…
さっそく監視開始です。
時刻は18時03分。
運転再開予定時刻は19時過ぎとのことなので、そう長く待たないうちに動き出すでしょう。
しばらく待っていると…
ヘッドライト、テールライトともに消灯しました。
おかしいな…発車はまだか?
再開の兆し
18時43分。ついに列車が動き出しました。
時速15キロ程度で、ゆっくりゆっくりと動いていきます。
電車がホームを出かかった瞬間、何やら後ろから水色一色の103系がついてきました。
実際には「けん引」ではなく、後ろから押す形で移動させています。
そりゃ時間もかかるわけですね…
ゆっくりゆっくりと、この場を離れていきます。
よく見ると、幕は「回送」となっています。
次回へ続く。