広島駅 自動放送の考察

声は昔ながらのなつかしい放送ですが、案内の内容自体はかなり近代的な広島駅の自動放送。
 
どのようなタイミングでどの放送が流れるのか、先日広島駅へ行った際に調べてきました。
 


まず入線放送と入線メロディー、そして駅名連呼。
入線放送と入線メロディーは別々の放送ととっていただいて構いません。
 
関西地区の自動放送では「入線放送の直後に入線メロディーが鳴る」となっています。
これは関西地区では列車が停車したということを感知するセンサーが全駅に取り入れられているためで、広島駅では取り入れられているのですがほぼ使用していないに近い状態です。いわゆる宝の持ち腐れ状態です。
 
広島の自動放送の場合、第一のセンサーが感知すれば入線放送が入り、第二のセンサーが感知したところで入線メロディーが流れ、メロディーが流れて一定時間経過後に駅名連呼という仕組みかと思われます。
 
イメージ 1
 
図説するとこんな感じ。
右上番号①から簡単なアニメーションとなっています。
 
 
 
なぜこういった仕組みなのかはわかりませんが、おそらくこの放送になる前の旧放送が原因なのでしょう。
 
 
このため、広島始発の列車は放送が最後まで流れる前に入線メロディーが鳴りはじめます。(例:瀬戸内マリンビュー)
 


続いて停車中放送。これは、1番線ではかならず停車中に流れる仕組みです。
それ以外の番線では、6分以上停車する列車に限り、発車の5分前に1回流れます。
おそらく11分以上停車する場合は10分前に流れるのでしょうが、11分以上停車する列車には出くわさなかったため不明です。
 
快速の場合(例:みよしライナー・通勤ライナー・安芸路ライナー)、停車駅の放送は停車中にしか流れません。
 


発車放送はおなじみですね。全列車で流れます。
「まもなく、x番のりばの △△線、◯◯方面、◇◇行き、普通電車が 発車します。
次の停車駅は、▽▽です。次の停車駅は、▽▽です。
ドアに お気を付け下さい。ドアに お気を付け下さい。」
 
文脈的に「x番のりばから」と放送したほうがいいように思いますが、「x番のりば」と放送します。
 


また、折り返しの放送はかなり回りくどいタイプの放送です。
「まもなく、x番のりばに、広島どまりの普通(快速)電車が、x両で 到着します。
足元の黄色い線まで、お下がりください。
→ なお、この電車は、(折り返し) 車庫に 入ります。ご乗車にならないよう 願います。」
→ なお、この電車は、折り返し 呉線 矢野・呉方面 広行き 安芸路ライナー 快速電車です。しばらく、お待ちください。」
 
ここを簡素に放送できれば完璧だった…。
阪和線の旧放送のように、引込線に入るなら「広島どまりの 電車が入ります」だけでもいい気がします。
 
折り返し列車の場合は、発車まで時間がかかるためか「しばらく、お待ちください」と入ります。
こういった配慮は素晴らしいのに…そこにたどり着くまでが長い。
 


広島駅の放送は、記事の進行具合によっては明日公開予定です。
 
それでは~
 
 
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