札幌を出てから早5時間。
列車はまもなく世界最長ではなくなる、青函トンネルへと足を進める。
なくなった竜飛(たっぴ)海底駅、吉岡海底駅の跡地、「定点」を眺めながら、約40分間の海底散歩へとまいろう。
砂原支線
森を通過すると、下り(札幌行)では見れない景色が左手に見えてきます。
上りの列車は、「砂原支線」と呼ばれている大回りのルートを走ります。
これは、森~七飯間では線路に急こう配があり、さらに後続の特急も頻発される時間帯のため、邪魔になるのを避けて大回りする支線側を経由するのです。
18時50分。
定刻よりも6分遅れて、五稜郭駅に到着です。
また、この駅では特急スーパー白鳥の通過待ちも行います。
青函トンネル
青函トンネルへ入る瞬間を見れるかと思いきや、遅れていた影響もあってか、入る前にはすでに真っ暗。
入ったと同時に、下の方に青いライトが見れるらしいですが、あいにく視認することはできませんでした…orz
仕方なく自室に戻り、最深部の撮影に燃えます(`・ω・´)
入ったと思われるところからおよそ20分、吉岡定点(旧・吉岡海底駅)と思われる地点を通過しました。
そこから、確かおよそ6分ほどで、青函トンネルの最深部を通過しました。
一瞬の通過ですので、瞬きをしていると見失うかも…そんなレベルです。
トンネル内の蛍光灯配列はこうなっております。
青い蛍光灯が白い蛍光灯とまざってしまい、判別がしにくいので注意。
緑色の蛍光灯3本が最深部です。
また、撮影はおそらく普通のデジカメだと不可能ですので、動画にて録画し、そこから画像にする方法のほうがいいかと思われます。
(各トンネル内の画像は動画のものをスロー再生して使用しています)
その後、本州側に入って、竜飛定点らしきところも通過。
どちらの定点も駅名標は取り外されているようで、スロー再生してみましたが確認できませんでした。
まもなく パブタイム青森
パブタイムの営業も始まった21時22分、定刻より11分ほど遅れて青森に到着しました。
この駅では、機関車付け替えと単線区間の列車待ち合わせのため、およそ40分ほど停車を行います。
*新幹線接続駅である新青森駅へ、ちょうどこの時間帯に新幹線接続の列車が多数走るためです。
とはいえ、祝日(海の日)の21時。通勤客は当然見れるはずもなく、ホームは非常に閑散としています。
乗務員以外の往来は見られず、奥に止まっている「回送」のみが目立っています。
「回送」を撮れるか…撮れるか!?
うーんブレた…(´・ω・`)
帰りの列車では、ツアー客も少なく鉄道ファンが多いためか、パブタイムの利用に並ばなければならなかったため、暇つぶしに撮影しました(笑)
そういえば、下り・上りとも同じ列車に乗っているため、食堂車も同じ車両なんですよね~。
車両形式記号のうち、右側の「シ」は「食堂車」の意味なのですが、「ス」は重量を表す記号で、客車が減る今、現存している車両は少なめです。
次回、再びパブタイムを利用します。
次回へ続く!