伊勢中川・大和西大寺のブラウン管発車標問題

なにやら各所から意見が錯綜していますので、まとめてみました。
 
 
 
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大阪阿部野橋駅の物。撤去済み。
かつては大阪上本町大阪阿部野橋、布施、大和八木、大和西大寺、伊勢中川、…などに設置されていたブラウン管の発車標ですが、確かに現在、奈良県内では橿原神宮前にしか残っていないものと確認いたしました。
……というか、橿原神宮前以外に残ってる駅がないかも…(汗)
 
ブラウン管式の発車標の特徴について簡単にまとめますと…
 
 

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↑大和八木の物。撤去済み。
まずどこから画面を見ても、かならず画面端は丸く見えるようになってます。
 
表示はすべてドットフォントを用いているためカクカクしており、さらに、前に表示していたものがうっすら写っているのも特徴です。 (画像の物では「上本町」とうっすら見えます)
 
 
これが昔懐かしのブラウン管式。
 
「ブラウン管もどき」は、といいますと…
 
 
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確かにブラウン管のものと同じような表示…に見えなくないですが、まず表示可能な列車数に違いがあります。
 
ブラウン管のものは2列車までしか表示しませんが、ブラウン管もどきの液晶では3列車まで表示可能で、同じドットフォントにしてもドットが細かいため気になりません。
 
画面端はきっちり直線で、さらに言うと英語表示もありません。
 
 
こうやってみると…全然違いますね(((
 
 
 
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橿原神宮前駅の物。8月14日現在残存確認。
橿原神宮前駅でポツンと設置されているこちらが、近鉄最後のブラウン管式発車標になってしまったのでしょうか…
 
橿原神宮前駅では未だにLCDの一台もありませんので、今のところ動作に不具合も見れませんししばらくは安泰でしょうが、油断は禁物。
撤去されるのは時間の問題でしょうから、記録は早めにしないといけませんね。
 
 
本当に最後の物になってなければいいのですが…
 
聞いた話によると、ギリギリ鳥羽でもまだ残存してるそうです。
 
 
登場した当時はかなり画期的であっただろう、ブラウン管式。
 
現在の液晶ディスプレイ式のものに、設置理由といい通ずるものがありますね。
時代の先駆者方が、少しでも長く残ることを期待しております…。
 
 
それでは~
 
 
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