京阪ファミリーレールフェア2014(後編) 【連番№03】

  
臨時ダイヤの撮影、京阪の寝屋川車庫公開見学、淀発の臨時特急撮影に出たこの日に録音したものを、「京阪放送集」としてYoutubeにアップロードしております。
 
記事を読む際のBGMとして、ぜひお聞きください!
 
【左:Part1】 録音:京橋駅
快速特急「洛楽」 入線放送
発メロ「朝靄の京橋で乗り換え」
・臨時「おうじちゃまEXP.」 入線放送 …etc
 
【右:Part2】 録音:寝屋川車庫・淀・祇園四条出町柳
快速特急「洛楽」 入線放送
発メロ出町柳から」
・車庫公開「駅の放送を鳴らしてみよう」の放送2種 …etc
 


内部へ潜入

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それでは早速、検車庫内へと足を入れたいと思います!
 
 
 
 
基本的にはどの会社でも行っている車庫公開と同じようなコーナーが多く、方向幕を回すコーナーはやはり混んでいました。
 
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いつどこでみても、クレーンで電車を吊り上げる姿は圧巻ですね!
 
一年に一度は見たくなるこの雄姿!
今年は京阪で堪能させていただきました。
 
再来週の吹田公開でも見学できればいいですが、学校の後となるとちょっとつらいものが…(汗)
 
 
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それでは音鉄お待ちかね、「駅の放送を鳴らしてみよう」のコーナーへとまいりましょう!
 
今年も毎年と同じく、8種類の放送が用意されていました。
この中から好きな2種類を選んで鳴らすことができ、各画像下の吹き出しに書かれている自動放送がスピーカーから流れる、という仕組みです。
 
一つツッコミがあるとすれば「流してみよう」じゃないのねってところでしょうか。
あくまで京阪さん曰く、駅の放送は「流す」ものではなく「鳴らす」ものみたいです。
*かなり余談ですが京阪では「発メロ第一主義」といった方針でもあるのか、発車放送駆動時には駅員が肉声放送を入れていたとしてもぶった切られます。つまり発メロに肉声が被ることは無く、どの駅でも基本的に100%の確率で録音できます。音鉄的には非常にうれしく素晴らしい会社です!
 
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ちなみに鳴らす装置などはこのとおりです。
 
 
この図を「シュール」と言わずしてなんと表しましょうか。
 
列の整理などに使われるポールに引っ掛けられた一つの円形スピーカーという、非日常的な光景。
 
 
そして容赦なくそこに釘を刺す私の空気の読めないこと。
 
(^ω^)「(放送)録らせていただいても良いですか?(マイクだした状態で)
係 員「……(想定し得ない質問に非常に困った顔で)どうぞどうぞ。」
 
 
無事「快速急行私市」と、「深夜急行樟葉」を録音することに成功しました!
「招かれざる客」って私のためにある言葉なのだとえらく痛感させられた気がします。
 

留置線群

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無事したかったことも終え、今度は本線側をぐるっと見て回り、注目の「びわこ号」を外から見学していきたいと思います。
 
出た途端に見えたのは、レールのゆがみの原因ともなるバラスト(砂利)量の調整をするための保線車両「マルチプルタイタンパー」(通称:マルタイ)と、「レールの上を走る自動車」こと軌陸車です。
 
普段はこんな間近で見れることなどそうそうなく、車庫公開時に目玉にされることもある車両です。
 
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心臓部となる部位が、「Plasser&Theurer」(プラッサー&トイラー)と社名までちゃっかり書かれているこの部分。
 
 
右側の杭で枕木間に隙間を開けバラストを充てんし、左側の円盤(ロープで見えにくいですが…)で突き固め、同時に中央の車輪でレールの幅も調整する、という万能部分となっています。
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その奥には、レールに使われている各部品の名称を紹介しているコーナーがありました。
 
「どうせ「枕木とレールの重さ」ぐらいしか紹介してないだろう」と軽い気持ちで見てみるとこうなってました。
 
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こ…細か……( ゚Д゚)・∴
 
 
締結器(留め具)は各枕木ごとに異なるものが展示されており、一部には詳しい解説も加えられていました。
 
まさかここまで本気とは…京阪なめて
たぜ……。


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そして今回最も注目といても過言ではない、「びわこ号」こと京阪60型です!
 
当時世界の流行であった、今では当たり前の「流線型デザイン」をいち早く取り入れ、大阪(天満橋)から大津(浜大津)までほぼノンストップで直通運転したこともあり、戦前は非常に人気の車両だったそうで。
 
いままでは静態保存でしたが、「びわこ号復活プロジェクト」にて動態保存にすべく補修され、今年度のファミリーレールフェアにて公式に構内運転を行ったようで。
残念ながら時間の加減で見れず…orz 止まっている姿だけでも見れただけよかったです。
 
今度11月にも、本線上にて乗車会を行う予定らしいです。
 
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そういえばひとつご紹介し忘れていたものが。洗車体験に用いられていた車両の側面幕です。
 
 
「通勤急行・深草」「K特急(!?)・出町柳」という、ちょっと迷要素も含まれた幕を出してました。
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最後に腹ごしらえということで社員食堂にてうどんをいただき、一旦京阪からは離れ阪急へと行きました。
 
ちなみに味は…まあまあでした。まあまあ。「次回は駅弁購入一択だな」みたいな。
この値段だったらこれでも納得できるかなぁ…
 
 
次回へ続く!
☆次回は阪急へと寄った後に続きます。
 
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