吹田総合車両所公開2014に行ってきた(中編)

幕鉄視点

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2つ目のトラバーサを通り抜け、「⑮非常ボタン取扱い体験」や「⑯軌道自転車のりば」のある広場の方へ来ました。
 
…要約すると「電車撮影会」の裏手側です。
 
右手にあります、列車が一生に一度しか入れない「解体線」には、役目を終えた183系の中間車と思われる車両が分解のために待機中でした。
(ちなみに去年は工事用の「立ち入り禁止」柵がされており、中では「きたぐに」号の583系が解体中だったとか…(汗))
 
 
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非常ボタン(本物)とそれを模したキャラクター「ココプッシュくん」が、ホーム上での緊急時に押すように、とのキャンペーンで今年もいらっしゃってました。
 
ボタンを押されるたび某黄色い梨よろしく奇怪な動きをしていた点はいいとして、そもそもの問題このキャラに名前があったことを初めて知りました((((
 
またこのキャラに隠れて写っていませんが、駅用の非常ボタンのほかに踏切用の非常ボタンも展示・体験されていました。
 


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幕鉄の皆様、大変長らくお待たせいたしました。
 
世の中には「撮り鉄」「乗り鉄」「音鉄」とさまざまな“鉄”が存在しますが、今回はその中でもとびっきりに理解されにくい「幕鉄」という分野をご紹介しましょう。
 
…簡単に一言でまとめると、「方向幕を集める」ことがこの分野の主な活動です。
 
通常ダイヤに走行する行先はもちろんのこと、人身事故などによる遅延時に運転される珍行先から臨時列車でのみ見れる行先表示まで幅広く幕や表示を集める、そんな分野です。
 
まあさらにまとめると「収集癖が止まらなくなる」趣味でございます。
 
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幕鉄にとって車庫の一般公開は珍幕が見れる一大イベントであり、幕鉄も多少含まれている私には逃す手のないイベントなわけです。
 
 
 
ではどういったところに魅力を感じるのか、それを一枚で表した画像がこちらです。
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これはすばらしい。
681系の定期運用に直江津行きは存在せず、さらに臨時運転すらも消滅した「きたぐに」幕との組み合わせ。
 
これを“傑作”と言わずして何と表現することができるでしょうか。
 
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側面に貼付されているロゴはもちろん「THUNDERBIRD」。
 
 
この矛盾具合がまた! すばらしい!!!
 
 
…と盛り上がったところで、「休憩車両」として開放されていましたので内部にも潜入したいと思います。
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車内をご存知の方は多くいらっしゃると思いますので、詳しくは省きます。
 
さすがにグリーン車は締切されていたようですが、普通車のシートは座り放題。
滅多にサンダーバードの車内に入ることなんてできませんので、疲れを取るのも兼ねて少々座ることに。
 
 
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…もちろん目的あっての行動ですとも。
 
車内表示機も作動しており、さすがに英語表示こそなかったものの、「きたぐに直江津行きです」を繰り返し表示していました。
 
 
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続いて表示されたのはこちら、「しらさぎ敦賀」です。
(「しらさぎ直江津」については、表示切替中に数秒間だけ表示されたものです)
 
数年後に仮開業するという北陸新幹線
敦賀まで延伸された折には、おそらくこの通りの列車が走ることになるんですよね…。
 
 
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こんな感じで本来の列車名を忘れそうになったところで、行き先が変わる雰囲気でもなくなったため移動しました。
 
 
なお、「きたぐに直江津」及び「しらさぎ敦賀」の車内表示スクロールは、前編にも添付しておりましたこちらの動画に収録しております。どうぞご覧ください。

制服写真撮影

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先ほどの休憩車両のすぐ隣にはこちら、北近畿地区の381系(特急型車両)が停車中でした。
 
やはり「来た記念に」と撮影される方が多く、30分以上も待たなければいけないほどの人気コーナーとなっていました。
 
 
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真正面から撮影できる機会もありませんので、人が途切れたタイミングで正面から撮影!
 
こうして見ると、普段よりもより一層引き締まった表情に見えますよね。
 
 
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こちらの側面幕も細かいながら回されており、来た時には「はしだて・KTR経由天橋立」でしたが、去った際には「まいづる・京都」に変わっていました。
 
自分の勘違いでなければ、現在「まいづる」を381系で運転することは定期ではなかったような…(汗) そうなるとけっこう貴重ですよね。
 


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一通り味わったところで、今度は「⑪電車撮影会」へ向かうために歩いていると、ちょうどクレーンでの吊り上げ実演が終わったところのようで…。
 
今年は京阪でも見学したものの、正直に言うと見たかったですね…。
 
 
でもこの直後、そんな悔しさも忘れさせてくれるような、そんな発見が待ち構えていました。
 


後編へ続く!
 
 
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