「幕を回してみたいけど、一度広げると直すのが大変だから…」
「巻取り機は高いから手が出せない…」
「自作しようにも、そんな工作できない…」
という皆様、お待たせしました。
・手回しでじっくりと眺めれて
・手間暇も特段かからず
・低価格ですぐにでも作れる
自作幕回し機の作り方をご紹介いたします。
高価な巻取り機を買ってきたとしても、電車の制御機器と家庭用電化製品とでは電圧が変わるため、電気工作の知識がないと使えない場合があります。
「時々手動でいいから回してみたい」みたいな軽い気持ちで使うには、今回ご紹介する自作の幕回し機で十二分に事足りると思いますので、一度試してはいかがでしょうか。
さて、用意するものです。
すべて百均で事足ります。
工具類も一家に一個はあるものと思います。
【材料】
・ハンガーネット(白い金網)
→縦の大きさは幕より大きければいくらでもOK。横は幕+10cmくらい。
必要に応じて2枚以上を結束バンドでつなぎ合わせる等してください。
・ハンガーフック(箱状のもの。左右の大きさがそろってれば、大きさはなんでもOK)
→幕の縦幅よりも少々大き目のものを買うこと。
・(植物栽培用)支柱 (トマトとかアサガオとか育てる時に土にぶっさす緑のやつ)
→幕の横幅より短いのは不可。横幅よりも左右に10cm位長いほうが回しやすい。
表面に突起はないほうが望ましいが、あっても回す面では問題はない。ただし当然幕は傷む。
・結束バンド
・セロハンテープ、ビニールテープ、マスキングテープ(お好みのものを1つ。おすすめは粘着力が弱いマスキングテープです。万が一はがす際に幕を痛めてしまいますので、ガムテープは控えましょう)
【工具】
・ペンチ or ニッパー(ニッパーの方が作業しやすい)
【その他】
・保護者 or 家族の許可
→これが原因で家庭崩壊にならないように、事前に許可をとっておきましょう()
種別・行き先が別々のもの(画像のタイプ)ですと、けっこう大きくなります。
それでは作り方です。
作る過程は撮影していなかったため、完成品から作り方をご紹介します。
まずは幕の横幅マイナス1cm(両端が5mm被るくらい)の横幅になるように、ハンガーフックを取り付け、幕を収納します。
この時、画像では完成品から画像を撮ってるため支柱に巻き付けていますが、まだ幕を植木用の支柱にはくぐりつけないように!
後々非常に面倒なことになります。
ここでハンガーフックを結束バンドで固く固定します。
縦方向の軸に合わせて上下2か所、横方向の軸に合わせて1か所を、それぞれ結束して動かないようにしてください。
続いて植木用の支柱を組み込み、こちらも結束バンドで写真のように“たすき”をかけるように、斜めにバンドを通して結束します。
これを両端に行ってください。
こうすることで幕の端の方にしたときに勝手に滑るのを防止することができ、さらに左右のずれも軽減できます。
回しにくくはなりますが、勝手に回るのを避けるには固めに縛る方が効果的です。
ここで注意してほしいのは、幕の縦幅よりも小さめにくぐってしまわないように気を付けること。
結束バンドで結んでしまうため、作業をやり直すとなると非常に面倒です。要確認のうえで固定してください。
後は幕を巻きつけて終了!
端が折れ曲がらないよう慎重に巻きましょう。
まず幕の上端を材料で記載したテープを使って止めます。あとはグルグル巻きましょう。
裏から見るとこんな感じです。実用してみましたが、たまーに物思いにふけりながら回す分には申し分ない機能性です。
幕が巻きつけたときに左右にずれるのを気にされる場合は、円形に切った厚紙などを幕の両端に合うサイズではめ込みましょう。
以上、百均の品で作る 幕巻取り機の作り方でした。
なにかご質問があればお答えしますので、お気軽にどうぞ。