JR西日本 京阪神地区ほか ダイヤ改正まとめ

摩耶、東姫路駅の開業も兼ねた今回の改正で大きく変わるのが、JR京都線神戸線の速達列車と広島地区!
 
まずは京阪神地区 特急列車から見ていきましょう。
 

サンダーバード

早朝に1本が増発!

大阪駅を6時30分に発車する「サンダーバード号」金沢行きが増発され、金沢方面へ約30分ほど早く旅行することができるようになります。
(金沢では北陸新幹線との連絡があります。)
 
※休み明けの平日に運行される「ビジネスサンダーバード号」は大阪駅6時01分発ですので、改正後も設定されると思われます。

大阪方面行きはより便利に!

大阪方面行きについても夕ラッシュ帯に増発が行われます。
また、最終となる大阪行きは発車を12分繰り下げることで、より長時間滞在ができるようになります。
 

はるか号

日中も毎時2本体制に

日中時間帯を毎時1本から朝夕と同じ2本体制に統一し、合計で約6往復が増発されます。
 

高槻に追加停車!

朝ラッシュ帯の関西空港行き、夕ラッシュ以降の京都行きは、高槻に停車するようになります。
 
高槻では、今改正より使用開始される新ホームから発着します。
 

くろしお号

新大阪駅での折り返し時間を確保

新大阪駅での折り返し時間を現行の10分から25分に拡大し、遅れの防止に取り組みます。
 

和泉砂川に停車する特急が増加

新たに「くろしお」21号が和泉砂川に停車します。
17時以降に新大阪を発車するくろしお号は、全列車が和泉砂川に止まるようになります。
 

はまかぜ

竹田城への旅行が便利に!

大型連休にのみ竹田駅に臨時停車していた「はまかぜ」1号・浜坂行きと、「はまかぜ」4号・大阪行きが通年停車になります。
 

しなの号

「大阪しなの」を廃止

大阪発着のしなの号は、今改正より名古屋発着となります。
(ひだ号については乗り入れは継続されます)
 


大きく変わる特急事情。
 
 
「はるか」の高槻停車は以前からささやかれていましたが、ついに実現する運びとなったようです。やはり新ホームの使用開始というところが大きいでしょうか。
 
新ホームではロープ式ホーム柵が使用される予定となっており、早くも本領発揮となりそうですね(*´∀`*)
 
 
「くろしお」の新大阪駅での折り返し遅延は以前から問題となっておりましたので、ようやく対策がなされたというところでしょうか。
 
半日前に起きた遅延をまだ引きずってる…なんてこともざらにありましたし、これで幾分かましになるでしょう。
 
 
「大阪しなの」は日本最長の昼行特急として有名でしたが、やはり新幹線の運行区間と被っている以上、JR東海としては廃止したい列車だったでしょう。
 
では「大阪しなの」の車両使用料相殺のために運行されてきた「大垣快速」はというと…?
 
 
京阪神地区 在来線のまとめをご覧ください。
 
 

JR京都・神戸線

摩耶駅東姫路駅が開業

六甲道─灘間に摩耶(まや)駅が、姫路─御着間に東姫路駅が新規開業します。
 

運行間隔を調整

新快速、快速、普通列車の大阪発の運行間隔を調整し、それぞれほぼ均等に6,7分毎に発車するようになります。
 
なお、普通列車は新駅開業に伴う時間増もあるため、三ノ宮駅芦屋駅での新快速との接続を打ち切ります。
 
また、高槻駅では新ホーム使用開始に伴って新快速は新ホーム発着となります。普通・快速との乗換には連絡通路をご利用ください。
 

新快速の運行区間見直し

日中の新快速を、播州赤穂行きから姫路行きに短縮します。(ラッシュ時間帯の新快速は除きます)
 
※姫路─播州赤穂間は別の列車で運行をします。
 

「大垣快速」運転取りやめ

夕ラッシュ帯の快速・大垣行き、朝ラッシュ帯の大垣発の大阪方面行きは、それぞれ米原どまり/米原発となります。
 
米原─大垣間は別の列車で運行をします。
 

大阪環状・阪和・大和路線

土休日ダイヤの朝ラッシュ帯もパターンダイヤ導入へ

土休日朝ラッシュ帯もパターンダイヤを取り入れることで、快速列車の増発を行います。
 
これに伴ってゆめ咲線直通の列車は増発されますが、環状線の周回列車は減便となります。
 

関空快速が増便・延長

上記に伴って土休日の関空快速が増発されるほか、深夜の天王寺止まりの関空快速が、大阪まで延長運転されます。
 


特急列車でも一部の廃止が目立ちましたが、在来線は特に要となる環状線において、利用者軽視の改正が目立ちます。
 
特に環状線の周回列車の削減はあってはならないことでしょう。いくら土休日のみとはいえ、これから323系の導入も控える中、これ以上の削減があってはとてもじゃないですが対応できません。
 
 
新快速列車の播州赤穂乗り入れ廃止は、赤穂市にとっては痛手となる改正結果になりました。
赤穂市がどういったところかは知らないが播州赤穂という駅名は知ってる」という旅客も多かったでしょう。
 
遅れが派生するのを防止するためだと報じられていましたが、はたして実際はどうなのか…。
 
 
ダイヤ改正とは異なりますが、今回の改正からICOCAの利用範囲が拡大され、新たに播但線(一部駅)・姫新線(一部駅)・加古川線でも利用が可能となり、さらに姫路駅にて播但線姫新線ホームへの連絡通路に中間改札が置かれることになります。
 
今までは加古川線和田岬線のみでしたが、これから増えていくのでしょうか…。
 
 
最後に、改正の目立った広島地区での改正もさらっと見ておしまいです。
 

広島地区

山陽本線 昼行快速 「シティライナー」復活!!

9時台から18時台まで毎時2本、山陽本線:広島─岩国間に、快速「シティライナー」が復活運転されます。
 
これにより、広島─宮島口間の列車は5本となり、さらに快速列車では8分の時間短縮が行われます。
 
また、西条駅10時台に2本の広島方面行きの快速「シティライナー」が合わせて復活し、広島着は普通列車よりも7分ほど早くなります。
 
なお快速「シティライナー」は227系で運転されます。
 
西条─広島間 停車駅:西条・八本松・海田市・広島
広島─岩国間 停車駅:広島・五日市・宮内串戸・宮島口と、大野浦から岩国間の各駅
 

安芸路ライナー」増発、「通勤ライナー」減便。[土休日]

土休日の広島行き、呉行きをそれぞれ停車駅の少ない「通勤ライナー」から「安芸路ライナー」に変更し、また快速2本、普通2本のパターンダイヤにします。
普通列車が毎時3本の時間帯はなくなります。
 


広島地区では新型車両が平日日中に広島駅を発着する全列車芸備線を除く)を担当するようになり、さらに快速の運転が再開され、一気に「国鉄広島」と揶揄されていたイメージを払しょくする運びになりました。
 
呉線の快速増便では、「土休日に走る通勤ライナー」が削除されるだけで、平日は(おそらく)変わりません。
 
227系は今改正から、西は徳山、東は福山へも乗り入れるようになり、徐々にその足を広げています。今後が楽しみですね!
 
ただしこれは明るい「表」の話し。観光客へ向けた改正では一見“改正”に見えますが、こちらも肝心のラッシュ帯は総じて減便となっており、今後が心配なところです…。
 
 
以上、JR西日本ダイヤ改正まとめでした。
 
簡単にまとめてありますので、おそらく取りこぼしがあると思います。
 
特に岡山地区の新運行管理システム使用開始や、新観光列車投入なども書きたかったところですが、なにぶん正式な資料が公開されていない以上どうしようもないので…(;´・ω・)
 
減便の目立つ改正…続きますね。
 
 
それでは~
 
 
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