橿原神宮前駅 ソラリー発車標にまさかの欠損…!?

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橿原神宮前(画像左上に注目)

近鉄でもおそらく壺阪山とここだけになってしまった「一段パタパタ」が名物の橿原神宮前駅。

南大阪線橿原線の乗換駅で吉野山の玄関口ともいえる主要駅かつ、運行上の拠点駅でもあります。


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この駅には連絡通路にかつてのターミナル駅を思わせるパタパタの群れが残っており、見ているだけでも飽きの来ないほどよいレトロ具合が心地ようございます(*´ω`*)

しかしそのパタパタの群れに衝撃の事実が…


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…(^ω^) 


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どうやらフラップ板(パタパタの板の名称)が点検の際に何かの拍子ではずれ、でもなぜかそれが挟んだまま放置されているらしく突き出たままになっていました…(´・ω・`)


おそらくほとんどの方は
・自宅に反転フラップ式発車標をお持ちでなく、
・自宅まで「粗大ゴミだ」とののしられながら持ち帰り、
・「半分近いコマが脱落している」という絶望的な状況に陥り、
・全て爪が折れないようにはめ直す
というある意味では貴重な体験をなさったことはないと思いますので、詳しく書いておきます。


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フラップ板はコマと嚙合わせるためのツメが付いており、このツメがあるおかげで非常に簡単に取り外し内容の変更ができる代わり、ツメが破損してしまうとどうしようもなくなってしまうなかなか繊細なもの。

この独特のツメがあるおかげで先ほどの板がパタパタのフラップ板だと簡単に判別できたのですが…ここで問題が一つ。


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ツメの形状を見ていただきたいのですが、実は近鉄の使用しているパタパタは総じてツメが外側ではなく多少余白を設けて中の方にありますので、先ほどのパタパタとは製造会社が変わっちゃうんですよね…。

では先ほどのパタパタを主に使用していた路線はというと…実はJRの前身、国鉄が好んで使っていた富士通さん製造のものなんですね。


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こちらがその富士通機電さん製造のパタパタのツメでございます。

飾り気はなくただカットされただけの単純な形状ですが、だからこそ「これだ!」と断定するきっかけになり得ました。

はたしてJRで使われていたはずのパタパタのコマが、どうやって点検でしか開けることのない近鉄のパタパタの内部に…(´・ω・`)

(小ネタ)「青の交響曲」コマは追加されたものの。

これだけパタパタを重宝している近鉄ですが…?



それでは~


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