平成30年に整備された意外なもの

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皆様ご存知、近鉄矢田駅。

壁の塗装のお色直しが終わってからというもの変わらぬ日々を送っていましたが、最近になって駅改修工事が行われ、微妙に改良が加えられました。


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まず一つが内方線点状ブロック(内側の誘導ブロック)の整備。
お隣の針中野駅に続き、矢田駅でも内方線が整備されました。


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工事中は少しずつ伸びていく様子を観察するのがたまらなく楽しかったです。

およそ2週間かけてこの工事はすでに終わっており、今は駅になじんで…というより少しずつ黒ずんで使用感が増しております。



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そしてもう一つ。ホームの床の破損、汚損がひどい箇所はコンクリートの張り直しが行われました。

水たまりの跡やガムを踏んだ後がない、明らかに目新しい床。

実はこの張り替えられた床が今回の本題です。

■再整備されたあるもの

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まず目につくのが乗車位置。

無印のものと「6」と書かれた乗車位置の2種類がありますが、使いわけは単純で6両の場合は「6」両乗車位置、それ未満の両数では無印の位置に電車が止まります。


新しいものではフォントがFrutigerに変更されています。

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旧バージョンはこちら。矢田駅以外では見たことがないフォントです。



整列乗車が当たり前の時代、乗車位置が張りなおされたとしても何らおかしくはありません。

今回取り上げたいのは先ほどのこの画像、


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これにも映り込んでいます。




⑥の左右に誇らしげに存在を主張するあるもの。

すでに大半の鉄道会社では役目を終えた、






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白 線 です。

時は新元号に向かう世の中。すでに10年も前にその役目を終え、いまや埋め込まれているだけの何の意味もない白線が矢田駅では新しく整備された(ただしステッカー形式)というのです。



もちろん考えなしに白線が整備されたわけではありません。

矢田駅では旧型の放送設備を使用しているため、案内はまだ「白線の内側」のままとなっています。

「白線の内側まで下がれ」というのに白線がないのは確かにおかしな話…ですが、この機会に放送更新をしてはいけなかったのでしょうか……汗



どうやらまだ矢田駅の「白線」はしばらくお仕事が残っているようで、今日も放送装置の変更は確認できませんでした。

いつまで「白線の内側」のまま流し続けるのか、ここまで来たら近鉄で最後の白線放送になるまで残ってほしいところであります。


それでは~!
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