阪和線の駅表示に変化が…。

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現行の阪和線システムは唯一、旧システムの終わりと新システムの生い立ちを見てきたシステムゆえ、少なからず思い入れがございまして。

最近は223系、225系といった3ドア車が普通にも充当されるようになり、それが原因なのか「一部駅で表示が変化した」という報告をいただきまして、さっそく調査に行ってまいりました。


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まずは鶴ケ丘駅から。

この駅は試験稼働が島式ホームで初めて行われた駅で、そして私が初めて現行システムの試験稼働時に立ち寄った駅になります。

動く前から動き始めてからも見守ってきたはず…の表示が、少し離れていた間にこうなっておりました。


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……!?


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色が追加されている…!?

普通しか止まらない駅で、乗車位置も白色固定なのに「色」を追加。

…此は如何に。


もちろん、阪和線のシステムでも「色」を出すことがなかったわけではございません。

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こちらは和歌山駅の表示で、ご覧の通り「白↑」と記号が用いられています。

これは白色矢印と黄色矢印を分ける必要があるためでして、阪和線では本稼働後、和歌山駅でのみ使用されてきました。

他駅では分ける必要がないため、そもそも使用される場面がないのです。


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英語表示時は他のシステム同様、色の情報がすっぽり抜けて記号と番号のみが残ります。

稼働を本格的に開始してから早2年。それが今になってなぜ…?


この表示形式が適用されてしまった駅も不思議なところ。

これが鶴ケ丘駅のみで見れるもの…であれば、別に表示枠に余裕もありますしまったく問題ではございません。

ところがそうもいかず。
少し足を延ばし、次の待避設備を持つ駅まで行ってみましょう。


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…( ゚Д゚)?


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3文字幅の色付き表示…ですと!?

いや…どう考えてもおかしいでしょう、この文字幅…(汗)


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○印の表示はこちら。

記号の隣の数字が「3」から「1」に変わっただけでして、窮屈なことに変わりはございません。

なぜ今になってこんな大胆な変更を…。


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英語表示になっても「色」が消えるだけ、というのは残念ながら変わりません。

2文字に窮屈そうにおさめられた記号と数字のみが残ります。


そしてどうにも腑に落ちないのが、「3~6」の「~」が尻上がりでないところ。
横棒なら横棒で、波線なら波線で統一してほしい、いかにも中途半端を極めたこの謎の「~」。

なぜ表示の製作段階でおかしいと思わなかったのか。

この謎解き明かしてくれたのが…実は天王寺方面の発車標でした。


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白○1~4。こちらはきちんと見慣れた波線で、尻上がりなのです。


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「~4」の時は尻上がりで、「~6」の場合は中途半端な波線。

つまりこちらの表示は「~(数字)」で1パーツとして制作されており、「~1」も存在すれば「~8」まで理論上は存在することになります。


8両が停車する駅で3文字の乗車位置表示が見れる駅といえば…堺市駅

さっそく向かいましょう。


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あ、表示は変化なし…ですか(;´・ω・)

この駅も適用されていると思っていたのですが…失敗でした。


同じ表示が長滝駅で試験的に用いられていたという情報もいただいており、もしそれに出くわしていれば「~8」も見れたいのではないか…!と。

後悔の念を感じなくもございません。


とはいえこういった形でもう一度出てきたというのも珍しい物。

「見づらい」なんて唯一の欠点を物ともせず、他駅にも広がることを期待しましょうか…笑

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