嵯峨野線も車内自動放送使用開始

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先日奈良線の車内自動放送導入についてお伝えしましたが、時を同じくして嵯峨野線でも導入されたとのことでさっそく収録してきました。
 
動画は鋭意制作中です。ダイヤ改正関連で録音したものが少々貯まっており、投稿まで少しお時間をいただきますがご了承くださいませ。
 
とりあえず仮で投稿したものがこちらになります。

動画の冒頭で、マイクの接触不良のためノイズが入り放題になっておりますが、ご了承くださいませm(_ _)m

 
 
嵯峨野線奈良線と同じくタブレット端末を用いての自動放送となっております。
 
221系の更新車にはほとんどの編成ですでに入力端子の用意が済んでいますので、どちらかといえば奈良線よりも聞ける頻度は高いです。
 
 
奈良線との違いとしてはメロディのなる回数が天と地ほどあるところでしょうか。
 
奈良線では始発駅停車中と発車後、それから終着駅到着時のみとかなり限定されています。
 
ところが嵯峨野線ではそれに加えて一部主要駅(嵯峨嵐山と亀岡、園部駅)到着時と発車後に必ず流れるようになっており、特に快速は嵯峨嵐山、亀岡と連続で止まるためかなりの頻度で流れます。
 
もうむしろ全駅で流してくれた方が違和感がなくてよい、くらいの感じでした( ˘ω˘ )
 

■切り離しの案内がプリセットされる形に

先ほどの快速・胡麻行きを聞いていただけるとわかると思いますが、嵯峨野線タブレット放送からは切り離しの案内があらかじめ放送に組み込まれるようになりました。
 
今まで導入された放送では、関空紀州路快速は切り離しが問題で4か国語放送を導入した経緯があるので別問題として、新快速では播州赤穂行きや敦賀行きなど切りはなすことが分かっている電車でも、その旨は放送内にセットされておらず、逐一車掌が放送を設定しないと流れないようになっていました。
 
それが今回の放送からは最初から準備されるようになったのです。地味ですが非常に大きな変更点と言えます。
 
なお切り離しの案内は次のようになっています。
 

事前に流れるもの

前より2両、1号車から2号車は胡麻行き、後ろ寄り4両、3号車から6号車園部行きです。
途中、園部で切り離しをいたします。お乗り間違えのないようご注意ください。
 

This train will be uncoupled at Sonobe. Pleasecheck your car number displayed above the side doors or on the disitaldisplays.

The first 2 cars, number 1 & 2, arebound for Goma.

The last 4 cars, number 3 through 6, arebound for Sonobe.

 

園部接近時に流れるもの

園部で電車の切り離しを行います。
前寄り2両、1号車から2号車は胡麻までまいります。
後ろ寄り4両、3号車から6号車までは園部止まりです。
お乗り間違いのないようご注意ください。
 
This train will be uncoupled at Sonobe.

The first 2 cars, cars number 1 and 2, willtravel as far as Goma.

The last 4 cars, cars number 3 through 6,will go no further than Sonobe.

Please check your car number displayedabove the side doors or on the disital displays and make sure you are riding inthe right car.

 
これを聞いた感想として「関空紀州路快速のそれそのものやん」という、使い回しをなぜか戒めたくなる私の中の悪魔がうるさかったのと
 
 

The first 2 cars, cars number 1 and 2, willtravel as far as Goma.

The last 4 cars, cars number 3 through 6,will go no further than Sonobe.

 
直訳すると
「前2両、1号車と2号車は胡麻と同じくらい遠く運転します。
 後ろ4両、3号車から6号車は園部より先にはいきません」
 
後ろ4両の方はこれで完璧だと思うのです。しいて言えばもっとnoを強調してほしかったかなというところくらいでしょうか。個人的にかなり心の奥底に突き刺さった表現でした。
 
問題は前2両のお方。別の意味で心の奥底に引っかかった前者の方です。
そもそもの前提として、”travel as far as”ってこういう使い方をするものじゃないと思うのです…()
 
この部分、比較級を用いて比べることで強調しようとしているのでしょうが、何か的外れなことを流している気がします。
 
 

The first 2 cars, cars number 1 and 2, willcontinue travelling to Goma.

 
こんな感じで「運転続けるんやで」という意味を全面に押し出した案内をできないものでしょうか…。
 

■4か国語放送実施駅

 4か国語放送は以下の箇所で流れます。
 
・京都駅停車中(下り列車)
 
嵯峨嵐山到着時(上下列車すべて)
 
このほかマナー啓発やドア手動扱い時の放送などは4か国語放送が用意されています。この点は奈良線と同じです。
 
また奈良線では通過駅の案内として、伏見稲荷大社最寄りの稲荷に停まらないことを案内する放送が用意されていますが、対する嵯峨野線ではトロッコ亀山駅最寄り、馬堀に停まらないことを案内する放送が用意されていました。もちろんこちらも4か国語放送です。
 

本当にどっちでもいい余談ですが、嵯峨嵐山行きが嵯峨嵐山に着く際にも当然4か国語放送が流れるわけですが、この際に韓国語では次のように流れるんですね。
 

잠시 후 정차역은 종착역인 사가아라시야마입니다.

まもなく停まる駅は、終点駅の嵯峨嵐山です。

 

発音で起こすと「チャムシフチョンチャヨグン、チョンチャンヨギン、嵯峨嵐山イムニダ」のような感じです。

 

この정차역(停車駅)と종착역(終点駅)を完全に混同しており、実際に収録している際に「まもなく終点駅の終点駅、嵯峨嵐山ですってどういうこっちゃ」と一人で不思議がっておりました。

 

そこそこの言語能力で挑んで聞き間違えるダメなやたてつさんでした…(*´ω`*)

 


 

さて、JR西日本では間もなくダイヤ改正を迎えることになりますが、個人的にはこの改正でどのように放送も変わるかがかなり気がかりです。

 

今回の改正で関空紀州路快速関西空港/海南行きが廃止され、代わりに関空紀州路快速関西空港/湯浅行き、同じく関空紀州路快速関西空港/御坊行きが設定されます。

 

これがタブレット放送でしっかり用意されるのか、海南行きよろしく車載の自動放送に頼るのかが個人的にかなり気になるところです。

 

これだけタブレット放送を全面に押し出していながら車載の自動放送が更新されれば「まだ使い続ける気がある」ということになりますし、もしタブレット放送に追加・更新されれば「もう車載の自動放送を使う気は毛頭ない」ということになります。

 

前回の海南行きの時もそうでしたが、ダイヤ改正してしばらくしてから用意が整うということもありますので、改正から1か月ほど期間をあけてこの辺りをよく観察したいところです。

 

 

それでは~!


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