先日の、嵯峨嵐山駅の多言語案内放送の動画で取り扱った、中国語の案内についてのお話です。
今回の多言語案内では英語はほぼ日本語通りの内容で、唯一両数を案内しない程度の詳細放送でしたが、そうなると果たして中国語ではどこまで言っているのかも少し気になるところです。
何年たっても慣れない英語で「中国語で何を言っているかコメントに書いてもらえないか」と書いたところ、どうやら伝わったようで文字起こししていただけました。
非常に助かりました! 本当にありがとうございます。
(読んでくださってる可能性はかなり低いですが)
Thank you very much for your helping!
中国語の話し方にも、字体同様に数種類の違いがあるのは聞いたことがありますが、こちらは「北京語」といわれる分類だそうです。
やはりこういうのは専門家に聞くのが一番ですね…(笑)
それでは自動放送の方へとまいりたいと思います。
まず快速・京都行きの場合ですが、こちらは、
7點57分發車 開往京都的快速列車 即將到達1號站台。
注意安全,請退到黃線後候車。
到達京都前的車站有圓町,二條。
の三文で構成されているようです。
なんとなく文面を見ているだけで
「7時57分発車の、京都行き快速列車がすぐに1番のりばに到着します。」
「電車到着の際は危険ですので、黄色い線の後ろ側へ下がってください。」
と、言いたいことが分かるような気もしなくはないです。
結局英語放送と同じで、放送している内容は発車時刻、行き先、快速の場合のみ種別と停車駅のようです。
やはり両数は放送されてなかったんですね…。
「チュウィイアンチェン」という部分が「注意・安全」なのかなー…とか考えていたら、まさかのドンピシャだったという。
さすがは漢字…といったところでしょうか(笑)
それよりも面白ことをお書きになってらっしゃったので、取り上げておきます。
快速・園部/胡麻行きと、快速・園部/福知山行きが、それぞれ若干放送が違う――みたいな点について触れましたが、なんと中国語でも違いがあるようです。
それぞれ、
7點48分發車 開往園部,胡麻的快速列車 即將到達3號站台。
(7:48発 快速・胡麻行きの場合)
8點19分發車 開往福知山及園部的快速列車 即將到達3號站台。
(8:19発 快速・福知山行きの場合)
という放送らしいのですが、後ろの福知山行きのここですよ、ここ。
開往福知山及園部的快速列車
開往福知山及園部的快速列車
開往福知山及園部的快速列車
マジかよ…「及び」(および)が入れられてるのか…細かい(笑)
とはいえ、この多言語案内も、調べたところ数か月前に導入されていたもののようですので、嵯峨野線ではこれ以上の導入予定はないのでしょうか…(汗)
日本の鉄道技術は海外に誇れるところばかりですが、この「自動放送」というものもまた、海外に胸を張って誇っていいものだと思っています。
そういった日本の隠れた技術を、ぜひとも海外の方にも知ってほしい!
そう思って2年ほど前から英語の表記も始めましたが、海外の方に協力をお願いして交流したのは初めてなもので、募集しておきながらコメントの返信すらままならず…お恥ずかしい限りです(笑)
放送文の全文をご覧になりたい方は、動画のコメント欄からご覧くださいませ。
それでは~