閉じ込められた下関の115

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平成30年7月豪雨」から1週間。鉄道も街も復旧作業は進んでいますが、いまだ大部分が見通しも立たない状態になっています。

山陽本線は本日より笠岡~福山間が復旧し、今月18日には福山~三原間も復旧となり、岡山支社管内の山陽線はようやくひと段落を終えそうな調子です。


さて岡山地区では現在間引き運転を行っておりますが、その要因として1つ挙げられるのが車両不足です。

糸崎に留置されている車両が出てこられない状態になっているため車両が不足しており、在来線ではおよそ3~6割程度の本数しか運転されていません。


そのような状況では「あるだけの車両を走らせる」ことになるわけで、こういった珍しい運用も誕生しています。


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普通の黄色い115系…のように見えますが、

前面幕が本来入っている箇所の色が白いのを見ていただくとわかる通り、こちらは広島支社が保有する115系です。


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広島の115系と岡山の113が「播州赤穂」で横並び。通常ダイヤではありえません。


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さらには「広島の」115系と225系2次車が対面連絡したり。…車齢の差が半世紀近くになります。

見る人が見れば異様な光景が広がっていました。



あと4日で三原までは復旧する予定ですが、その先山陽線は“瀬野八”で土砂崩壊・変電所冠水の大きな被害を受け、また呉線も大規模な土砂崩壊が多数発生しているため、三原~広島間の復旧にはまだ相当の期間が必要とのことです。

決して焦らず着実に復旧を進めてほしいと思います。


それでは~。
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