どうもやたてつです。
ついに大阪府に緊急事態宣言が出てしまいましたね。といっても今のところ、外出できなくなった以外に特段大きな変化はなく、家でゴロゴロしたりアルバイトに出たりを繰り返しています。
どうせ家にこもるのなら、家で出来ることを堪能しようと思って試行錯誤しております。そんなわけで今回購入したものはこちらです。
この箱、何かわかりますでしょうか。学校のチャイムが流れるスピーカー?いやいや、まさかそんな。
近鉄の駅によくぶら下がっているスピーカーです。
どうみても学校の教室にあるアレにしか見えないんですが、近鉄さんはこのスピーカーを好んで採用していたので大多数の駅にまだ残っています。
2005年に高架化された京都線三山木駅にも設置されていましたので、少なくとも2000年代前半まではこのスピーカーが主流だったようです。
せっかく手に入れたので駅のアナウンスを流してみたいじゃないですか。というわけで本物の駅のスピーカーで駅のアナウンスを流してみました。
準備。
まず開けて中身を確認してみました。
見た目はごっついんですが、木の箱にスピーカーのユニットをくっつけてあるだけで中身はすっからかんなので、めっちゃ軽いです。中を開けてみてその内容の無さにびっくりしました。
作りはめっちゃ単純なので、特殊な技術がなくても配線さえすればすぐにスピーカーとして使えるようです。
続いてスピーカーと導線が生きているかの確認です。この動画を参考に電池と繋いでみたところ、無事ノイズ音が流れました。どうやらスピーカーも導線も無事であるようです。
放送を流すにあたり、ひとつだけ必要な買い物があります。「アンプ」と呼ばれる音響装置です。
スピーカー単体があって、そこに音声信号だけ送っても、電源がなければ動作しません。音声信号と一緒に電源を送ってくれるのがこのアンプという装置です。
音質に拘っているわけではないので、Amazonで調べて安かった適当なやつを選びました。
スピーカーの配線と繋げば作業終了です。
雰囲気。
やっぱり近鉄のスピーカーは吊るされていなければ雰囲気が出ません。というわけで吊りました。
これですよ、これ。これでこそ近鉄の駅スピーカーです。雰囲気十分、いざ流してみましょう。
実践。
近鉄のスピーカー、無事音を流せるようになりました。 pic.twitter.com/uLHIIwKpQc
— やたてつ (@yyyy_yatatetsu) 2020年4月12日
いま人生で一番楽しい電車ごっこをしてるかもしれません pic.twitter.com/MhKvuUsxUw
— やたてつ (@yyyy_yatatetsu) 2020年4月12日
良くも悪くもないふつうの音質で流れてくれます。
アナウンス用のスピーカーなので、音楽とかを流すと低音域がスカスカのため台無しですが、駅の放送を流す分にはいい仕事をしてくれます。何より雰囲気が最高に良い。人間もスピーカーも見た目が一番ですね。今後も愛用したいと思います。