↑該当のリリースです
今回発表されたのは、「近鉄からのご提案」という形で発表されました。
現在、日本では「BRT」(バス高速輸送システム)というものが注目されています。
どのようなものかというと、廃止された鉄道線路跡などを利用して、バスを優先的に専用道路内を通行させる方法です。
近鉄としても路線であること、重要な守らなければならない地域輸送であることは変わらず、あくまでも経営方針の転換だと書かれています。
しかし、これが実施されてしまった場合、全線乗り放題切符などでは乗れないことになります。
そこは少し残念ですね。
続いて、いくつかのグラフが。
近年の赤字額と利用者数のグラフです。
一般人が見ても明らかに赤字は減っていますが、利用者も減っています。
近鉄が最も転換したい理由、それは、「車両の老築化」でしょう。
赤字の続く見込みで、車両の搬入も難しく、さらに回復の見込みのない路線と3拍子揃ってしまうと、さすがにあの近鉄でも無理とのこと。
そして、バス転換でどう変わるかというものが。
停留所追加、冷房化、運行本数増加、バリアフリー化と書かれています。
◯停留所追加
鉄道だと駅間は離れているものの、バスであれば停留所の増設も簡単であり、費用もかからないという点でしょう。
◯冷房化
冷房設備なかったんかい←
◯運転本数増加
限られた鉄道車両で、限られた行き違い設備で運行するよりも、増産する額も安く済むバスで、設備変更も簡易な道路ならば変更も安易ということでしょう。
◯バリアフリー化
これが、最重要課題ということでもあるんでしょう。
無人駅の多い地方ローカル線ならではの悩みです。
そして、最後にはこう書かれています。
◆BRTへの転換工事について(必要な工期、その間の代替輸送等)
・3~4ヶ月の工期で転換可能であることを確認済みです
(具体的な工程および工事期間の代替輸送策を現在検討中です)
・3~4ヶ月の工期で転換可能であることを確認済みです
(具体的な工程および工事期間の代替輸送策を現在検討中です)
短期間で取り換えが可能という点も保証します、とのこと。
さて、今年度が山とのことですが、どうなるやら…