近鉄 ドアを開けた状態で走行

※pdfファイルです。


4月10日の夜8時半ごろ、近鉄南大阪線御所線尺土駅で、ドアを開けて停車中の列車が転動して、約60cmすすむ事故が発生した。
 
事故が発生したのは、あべの橋行きの急行6両編成で、誤って停止位置の18メートル手前で停車させてしまった。
その際に車掌がドアを開けてしまったが、運転手はブレーキを緩めて再び走行した。
 
その際に降りようとしていた乗客1名から、ねんざのけがの報告もある。
 
車掌は停止位置の誤りに気付いていたが、最後尾までホームに入っていたために「乗降に支障はない」と判断してドアを開けてしまったことが原因とみられる。
 
 
近鉄では、停車位置を間違えた場合は、車掌と運転手間で業務連絡をしたうえで決定することとしている。
近鉄は「連携不足が原因。深くおわび申し上げます」と発表した。
 
 
転動とは、主にレール上を車輪が回転しながら進むことを意味する。
なお、この場合の「転動」はブレーキの掛け方が不十分であり、進んでしまう状態。
 


運転手も運転手で「修正する」と放送を取り合わなかったのは悪いですし、車掌は車掌で勝手にドアを開けたことも悪いですし、二重のミスで起きた事故ですね。
 
18メートルということは、約1両分手前で止まってしまったということになります。
おそらく停車位置の見間違いかと思いますが、単に早く止めすぎただけなんでしょうか…?
 
 
…しかし、近鉄のプレスリリースで一番気になる点は、「走行した」と一般に通用する言葉ではなく、「転動」とあくまで「ブレーキの掛け方が悪かった」と思わせるような表記の部分です。
 
普通に「誤ってドアを開けた状態で走行してしまった」と素直に言えばいいものを…
 
 
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