ちょっと変わった播州赤穂駅の発車標

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JR西日本の電光掲示板といえば!!

整然と並んだ種別、乗車位置、発車時刻、行き先に続いて煌々と赤く輝く遅れ表示。

電車の絵を出したりなど特別な芸はなくとも、非常に高い水準のドット打ちと視認性に優れた表示はある種の芸術ともいえる逸品です。


この発車標は全駅同じような表示に見えて、実は駅ごとに微妙に文字の配置や使われているパーツに違いがあります。今回はその中でも非常に特殊な電光掲示板をご紹介します。

まずはこちらの画像をご覧ください。


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例によってまともな画像がなかったので、適当に画像フォルダから見つけた画像を引っ張ってきました。


関西地区のJR駅の改札口といえばやはりこの表示。

通常はこのように種別と発車時刻、行き先、のりば、必要に応じて列車名表示欄や遅れ表示欄が設けられています。

のりば表示はたとえ折り返し設備の無い相対式ホームのような、どう考えても異なるのりばから発車することがないような駅でも律儀に表示されているのがまた一興。


そしてこの「のりば」表示が今回の主題です。

播州赤穂駅では改札口での「のりば」の案内で、次のように通常は見られない表示も出しています。









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なんと矢印まで出してくれるのです。

播州赤穂駅ではご覧の通り、姫路行きの発車ホームが1番のりばと3番のりばで行き来するため、直感的に判断できるこの表示は理にかなった表示でしょう。


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英語表示でも同様です。


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ただし矢印を表示することで必然的に表示枠が狭くなるため、「西明石から快速」といった本来列車名を表示する欄に出るべき表示は種別をつぶして表示されます。


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赤穂線の下り列車の表示です。こちらはなぜか日本語表示固定となっていました。

また列車は到着の1時間ほど前になるまで表示されず、それ以外の時間、3段目はスクロール表示を流すわけでもなくずっと空欄です。


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最後にホームの表示を載せておきます。

掲載していませんが、ホームでは岡山方面行きでも英語表示が表示されます。



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これと似たような設定は京都駅の嵯峨野山陰線ホームでも見ることができますが、矢印は表示されません。

こちらは「のりば」の数字が30番のりばであれば左側、31番のりばであれば右側に変わるというものです。

播州赤穂駅と同じように矢印付きで案内を行う駅はSUNTRASがかかわる駅ではおそらくここだけで、列車によりホームが変わるという特殊な境遇に置かれたからこその特別な設定と言えます。

SUNTRASの表示で同様に“矢印付きのりば”の改札表示を見かけたら、ご一報くだされば幸いですm(_ _)m


それでは~!

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