#鉄道、列車

「ヒゲ文字」探訪記《番外編3》 聖地「谷九」に忍び寄るメトロ

大阪市営地下鉄が残したたくさんのコマルマークを排除しようと、大阪メトロではかなり気合を入れて案内板のメトロ化を進めています。 その対象としてついに商業施設管理の出入口にも案内板更新の手が入り、谷町九丁目では複数のヒゲ文字サインが撤去されまし…

「ヒゲ文字」探訪記12 なんば駅《消滅箇所あり》

今回はなんば駅に残っている…基い、ほぼ消滅してしまったヒゲ文字をご紹介いたします。 なんば駅のヒゲ文字は19号出入口と20号出入口、ともに商業施設管理の出入口に残存しています(一部は撤去済み) 今回は在りし日の姿とともにご紹介いたします。 19号出…

「ヒゲ文字」探訪記11 日本橋駅

野田阪神、西長堀、なんば、日本橋、谷町九丁目、鶴橋、新深江…数々のヒゲ文字スポットを沿線に持つ千日前線、おそらく最後のヒゲ文字サインです。 2号出入口(はりまやビル) 大阪のアキバことオタクの町、日本橋。この駅にもヒゲ文字の生き残りがいます。 …

「ヒゲ文字」探訪記9 鶴橋駅

「鶴橋駅」といえばJRと近鉄ばかりが目立って見えますが、表の賑わいから裏世界へ降りて少し進むと千日前線の鶴橋駅にたどり着きます。 この駅にも少しだけヒゲ文字が残っています。 「近畿大阪銀行連絡口」となっている2号出入口。ヒゲ文字ハンターにとって…

「ヒゲ文字」探訪記《番外編2》 谷町線の旧々サイン(2)

前回に引き続き谷町線の一部駅に残る旧々サインを見ていきたいと思います。 今回は守口駅と太子橋今市駅に残るものをご紹介いたします。野江内代、千林大宮に残存しているものをご覧の方は前の記事をご覧ください。 守口駅 守口駅も千林大宮ほどとは言いませ…

「ヒゲ文字」探訪記《番外編1》 谷町線の旧々サイン(1)

これまで8回にわたってヒゲ文字サインをご紹介してきましたが、実はご紹介してきた中には「ヒゲ文字もどき」であってヒゲ文字ではないものも含まれます。 由緒正しき「ヒゲ文字サイン」はたとえばこちらです。 書き始めの位置に山がつけられており豪快さが目…

「ヒゲ文字」探訪記8 花園町と岸里

ヒゲ文字を訪ねる旅。第8回は趣向を変えて「おそらく今後もしばらく姿を消さないであろうヒゲ文字」をご紹介します。 今回の物件は四つ橋線、大国町から1つ進んだ花園町駅ともう1つ先、岸里駅に存在します。 花園町駅構内 まずは花園町駅のヒゲ文字サインか…

「ヒゲ文字」探訪記7 野田阪神駅

今回は千日前線の西側終点、野田阪神駅のヒゲ文字をご紹介いたします。 「阪神電車と乗換ができる野田駅」から「野田阪神」となったといわれるこの駅。 この駅には今や大阪市営地下鉄で唯一ともいえる現役のヒゲ文字サインが存在します。 とはいえ、もちろん…

「ヒゲ文字」探訪記6 天王寺駅

梅田、なんばに並ぶ主要駅、天王寺にもいまだ「ヒゲ文字」サインが残っています。 …というか梅田(東梅田)もなんばも「ヒゲ文字」を残していたわけですから、右にならえで残っていただけとも…という冗談はさておき。 天王寺駅では現在1か所確実に「ヒゲ文字…

「ヒゲ文字」探訪記4 肥後橋駅

ヒゲ文字の交換が加速化していると聞き、千日前線と四つ橋線を中心に本日(7月18日)まとめて撮影、記録してきました。 まずは肥後橋駅に残っている「ヒゲ文字」からご紹介いたします。 9号出入口、「明治安田生命肥後橋ビル」管理の出入口に2基、計3枚残っ…

笠岡行きと、豪渓行きと、時々間引き。

西日本を襲った平成30年7月豪雨から1週間が経ち、被害が軽かった路線では運転が再開され、少しずつですが復旧は進んでいます。 とはいえ今回の災害の傷跡は大きいものです。依然多くの方が避難所生活を余儀なくされており、また鉄道でも復旧の見通しがひと月…

「ヒゲ文字」探訪記3 堺筋本町駅

「ヒゲ文字」探訪記第2回でご紹介した本町駅の1つ隣、堺筋本町駅にも1枚だけヒゲ文字が残っているとのことで、見てまいりました。 残っているのは14号出入口、「本町安達ビル」連絡口の階段上です。 このヒゲ文字サイン、何がすごいかというと… こちら、「動…

「ヒゲ文字」探訪記2 本町駅

消えゆくものに思いを馳せる「ヒゲ文字」探訪記、第2回は本町駅のヒゲ文字を見て回ってきました。 ヒゲ文字については 前回の記事 を参照くださいませ。 すでに本町駅でも撤去が始まっておりまして、道路に面した出入口の掲示はすべて新サインシステムへの更…

「到着まで」表示試験

JR西日本が関西圏の路線を中心に導入している旅客案内システム、「SUNTRAS」が制御している駅の発車標はこのような表示も出すことができます。 列車が到着するまでの時間を表示するものです。正式な名称はわかりませんが自分は勝手に「到着まで表示」と呼ん…

閉じ込められた下関の115

「平成30年7月豪雨」から1週間。鉄道も街も復旧作業は進んでいますが、いまだ大部分が見通しも立たない状態になっています。 山陽本線は本日より笠岡~福山間が復旧し、今月18日には福山~三原間も復旧となり、岡山支社管内の山陽線はようやくひと段落を終え…

京都駅で切り離しをする新快速の放送

下呂行きの収録に行ったところ、下呂行きなんてどっちでもいいくらいの収穫が録れました。 平日朝ラッシュの一番混み合う時間帯も終わりに差し掛かるころ、京都駅では2本の新快速が切り離しを行います。 1本目が8:18発湖西線敦賀行きと8:20発米原行きの併…

土砂災害に伴うひだ号「下呂行き」@大阪駅

6月29日に中部地方を襲った大雨の影響により高山線で大規模な土砂災害が発生しました。 高山線は7月2日現在も運転を見合わせており、終日運休が決定しています。 運転見合わせに伴い特急ひだ号は下呂駅での折り返し運転を行っており、大阪駅でも下呂行きの表…

高安駅の旧型放送

大阪線、高安駅には近鉄の旧型放送をたどるうえで非常に資料として価値が高い放送が残されています。 この記事では高安駅の放送がいかに特殊であるか、そしていかにおもしろいかをまとめておきます。 ■基本的な放送の情報 かなり年季が入った旧型放送です。…

減りつつある改札の便利アイテム

生駒線南生駒駅にて。 今はこの光景に違和感を覚えなくなりましたが、最寄り駅の改札がこれに変わった当時はかなり大きな衝撃を受けました。 大量に近鉄の駅に設置されていたというのも遠い過去のお話、現在数を減らしつつある改札の便利アイテムがあります…

「大和路快速・京都行き」は大和路快速なのか

遅延時にちょっと常識では考えられない列車が誕生するのは恒例行事です。 先週水曜日に続き本日もくろしお号の車両故障により遅延した大阪環状線では、今日もパンチのきいた電車が誕生していました。 そちらを写真とともにご紹介したいと思います。 大和路快…

「ヒゲ文字」サインの聖地、谷町九丁目へ

大阪市営地下鉄が大阪メトロに移管されて早2か月。駅構内の案内サインも徐々に更新が進んでおり、大阪市営地下鉄の影を残す「見出ゴMB31」の案内板も姿を消し始めました。 「見出ゴMB31」で作成されているサインシステムにも数世代が存在し、最初期に近いも…

鶴橋戦争 〜野良サインvs何も見ない旅客〜

以前、天王寺駅の「限りなく現行サインシステムに似せた野良サイン」(駅員手製の案内板)をご紹介しました。 https://blogs.yahoo.co.jp/haruki1127sport/15573606.html あれから半年。天王寺駅ではリニューアル工事が進んでおり、ご紹介させていただいたも…

JR西日本 簡易接近放送の接近メロディについての考察

JR京都線の接近ベル、須磨海浜公園駅の「かもめの水兵さん」、おおさか東線の旧メロディ、さくら夙川駅の「さくら」、そして2015年に変更されたJR神戸・京都・琵琶湖線、環状・大和路線の旧メロディ、昨年3月に更新された阪和線やJR宝塚・東西・学研都市線の…

おおさか東線関連工事に伴う臨時快速・放出行き

おおさか東線延伸に伴う大規模工事のため、5月19日から20日にかけて再び京橋―放出間の列車の運転が見合わせとなりました。 これでたしか3度目だったと記憶しています。今回の工事では学研都市線の東行きの線路が付け替えられ、東線をまたぐ形の線路に切り替…

御所線のワンマン・タブレット車内放送

古今東西、ありとあらゆる形態の車内自動放送が導入されてきました。 御所線では2012年ごろに現在のワンマン放送が、そして昨年、タブレット端末を用いた自動放送が導入されており、現在2種類の味も目的も違う車内自動放送が存在します。 書くまでもないと思…

歴史を感じるステッカー

案内システムの更新を後手後手まわす近鉄でも、路線記号導入に伴う一斉更新を機にだいぶ旧式サインの撤去は進みました。 とはいえ完全に根だえたわけではなく、いまだに各駅1か所くらいはこげ茶色の内照式で、四角形の中に"ヌキ"で矢印が書かれている「近鉄…

1日1本のみの御所駅2番のりば発

かつて関東進出を夢見ていた近鉄には数多くの未成線が残っています。 いまや盲腸線の1つとなっている御所線にも御所〜五条方面への延伸計画があり、その名残で御所駅はご覧の通り。 いかにも待避設備を持つ中間駅にも化けそうな構造をしています。 終端駅と…

近鉄「難波線」が唯一見れる駅

突然ですが、大阪難波駅は厳密にいうと近鉄奈良線の駅ではないというのはご存知でしょうか。 もともと近鉄大阪線、奈良線は大阪上本町駅をターミナルとしていた関係で、後から開通した大阪上本町~大阪難波の地下区間は、線路こそ直通しているものの別路線と…

JR西日本の名翻訳@天王寺駅

英語案内のみならず、中韓を含めた多言語案内に並々ならぬ注力をしているJR西日本。 主要駅構内では英中韓表記のサインシステムが構築されており、それは西日本を担う鉄道会社として申し分ない徹底ぶりです。 ここ数年の間に導入された英語表記やアナウンス…

御所行き急行「葛城高原号」と、改善された車内放送

今年も葛城高原号つつじの季節がやってきましたね! 今年の2月ごろより、毎年運転が予想される臨時列車についても車内自動放送が用意され実際に運用が始まっています。 天理臨や快速急行「さくら号」でも確認できましたので、これも毎年運転が行われるあべの…

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